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快適かつ省エネな空間の実現のために、
最後までやり遂げる責任感と高い技術・深い知識が求められる
計装事業部の施工管理の業務は、実際の現場作業を担ってくださる協力会社や職人の方の工程・品質・予算・安全管理を中心とした、現場全体の管理です。また、工事完了後には自動制御システムの試運転・調整も行います。快適な空間をつくる上で、想定通りの設備制御が実現されていることは必須条件です。もし想定通りの制御にならなければ、空間の快適性は大きく損なわれ、建物の利用者の方々に影響が及びます。そのような点で、責任感はもちろんのこと、高い技術力が求められるのが自動制御の調整の仕事です。
また、お客さまからは工期を守りながら作業を完遂させていくことも求められます。これは当たり前のことのように感じられるかもしれませんが、計装工事では、さまざまな要因で工期が当初の予定より短くなる傾向にあります。計装工事は、工事全体から見ると建物の基礎工事や機器の取り付けがある程度終わったあとに行う後半フェーズの工事です。前半フェーズの工事で遅れが生じると、必然的に私たちに残される工期が短くなってしまいます。そうした厳しい条件の中でも納期に間に合うよう工事を進めるため、綿密な事前準備や現場での円滑なコミュニケーションが欠かせません。スムーズに進められるよう、先輩や上司にもこまめに相談しながら想定される事態に対する知識を付けるなど、事前にできる準備を徹底しておくことがとても大切だと感じています。
また、中規模以上の案件になると、工事開始から竣工まで年単位の期間がかかります。長期間にわたるプロジェクトでは、毎日自分たちと一緒に働いてくださる協力会社や職人の方との協力関係がとても重要です。日頃の言葉づかいも失礼がないよう、同じゴールに向かって進む仲間として、感謝の気持ちを忘れずに接することを心掛けています。工事がすべて終わったあとに、共に健闘した仲間同士で「無事に終わって良かった」と喜びを分かち合えることは、とても大きなやりがいにつながっています。